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技術・日常 ブログ

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    Google Kubernetes Engine(GKE)は Google Cloud が提供するマネージド Kubernetes サービスで、クラウドネイティブなアプリケーションの実行基盤として広く利用されています。 Kubernetes クラスタの運用において、アップグレード作業はセキュリティの確保や新機能の利用のために不可欠なプロセスです。一方、Kubernetes のマイナーリリースは 通常 3 - 4 ヶ月に 1 回のペースで実施される上、アップグレード作業にはいくつもの考慮事項があるため、メンテナンスコストが高くなりがちです。また、マネージド Kubernetes の場合、サポートを受けられる期間も限られているため、継続的なクラスタバージョン追従が必要になります。このような GKE のメンテナンスに関する課題に対して、Google Cloud は作業負荷を下げるための仕組みを用意してくれています。このブログでは、GKE の効果的なアップグレード戦略について Google Cloud の内間さんが出している こちらのスライド を参考にまとめてみます。

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    GCP では各マネージドサービスを利用する際の権限管理としてサービスアカウント(GSA:Google Service Account)を用います。GSA には、予め Google 側で用意しているデフォルト GSA と、利用者が自由に作成できる GSA が存在します。一般に、前者のデフォルト GSA はプロジェクト作成時点や API を有効化した際に自動的に作成されます。デフォルト GSA は削除してしまうと、その GSA を利用するマネージドサービスにアクセスできなくなってしまいます。今回は、誤って削除してしまったデフォルト GSA の復元方法について紹介したいと思います。

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    近年、フロントエンドアーキテクチャとして Feature-Sliced Design(FSD) と呼ばれる設計手法が注目されています。 FSD は、特にマイクロサービスを採用しているような大規模かつ複雑なシステムの開発現場において、生産性の向上が期待されており、アジャイル法や DevOps との親和性も高いとされています。FSD はシステムを構成する機能や特性(Feature)を スライス(Slice) と呼ばれる単位で細分化し、それぞれが独立性を持つことで全体の設計や変更を容易にするというものです。 スライスの考え方により、複雑な機能を把握しやすくなり、サービス規模拡大に伴うスケーラビリティを担保することが期待されています。FSD は、言語問わずあらゆるフロントエンドアプリケーションに適用できますが、今回は特に Web フロントの設計に焦点を当てて紹介したいと思います。

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    8 月 1 - 2 日(2 Days)パシフィコ横浜にて開催された Google Cloud Next Tokyo'24 に現地参加してきました。基調講演では主に生成 AI の最新動向や将来性について、実際の活用事例や今後の展望、使用していく上での課題や解決策に関する話題がメインでした。今回のブログでは、基調講演をはじめ、いくつか気になったセッションに関してまとめようと思います。

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